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コロナ感染者数についての報道の在り方

一部の報道関係者は(残念ながらこの1部の情報のみが海外に影響を与えている様)毎日、毎日繰り返し感染病者が増えた、ブラジルはどうのこうのと批判していますが、もう1回ウイルス感染についておさらいしましょう! コロナウイルスの感染は指数感染数のモデルに基づいています。最初は少ないですが、一定の期間になるスタート時点の感染者数を「N」とすると、2日後となる3日目の感染者数は「2N」になる。このそれぞれがウイルスを広めていくため、さらに2日後には「4N」になる計算です。こうして総感染者数は暴走する貨物列車のように増えていきます。


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ですから今の感染拡大数は最初から予想されていた事なのです。最初の期間の社会隔離でどれだけ押さえられたかによってこのピーク時の感染数とピーク時がどれくらい続くかが決まります。 今のステージではもうカーブが上がり途中なので、もういくら隔離を続けるとか、1度解除したところを戻すとかグダグダ言ってもはっきり言って影響ないのです。 これは身体の腫れのプロセスと同じで、怪我をした場合、最初の日に冷やしたり、大事を取ったり注意事項を守ればピーク時の腫れは少なくなります。それでも腫れは必ず起きます。皆次の日だと思っていますが実は2日後がピークです。そして2日後に腫れて来たと言ってそれから慌てて冷やしてももう影響は無いのです。 これに例えるとブラジルの2月後半のカルナバルは腫れの原因の「怪我」だったという事になります。あんなに国中が密集してしまったのですからもうそれこそ後の祭りです。 それでもサンパウロ市民がカーブのピーク時を下げようと社会隔離に協力したことによって予想よりもかなりピーク時の指数を下げました。もっとこの事を評価するべきです。 隔離数ですが、携帯のGPSで600m以内居場所に留まるというデーターに基づきます。ですから47%の市民ががスーパーにも出ない、家周り1周もしないというかなりハードルな隔離生活を3カ月近く送った事になります。53%の外出者は皆エッセンシャルサービス業(医療関係者、スーパー従業員、報道関係者、薬局従業員、飲食店従業員、配達人、日暮らし商人など)、いわば自粛している人の生活をサポートしている人たちでした。これが大都会のサンパウロでの隔離数の限界なのです。大統領の暴言に影響されて、とかそんな単純な考えで起きたことではないです。 100日目の他国のカーブを比べた図が全てを語っています。



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