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コロナ第3次波 マナウス異変コロナ、カルナバル拡散編

コロナ病にも関わるようになってかれこれ1年目。 過去の経験を見ればこれからの1カ月半までの間にどんな事が起きるのか予想できます。 当クリニックの内村先生、平田先生、坂野先生は連日の治療での疲労感を隠せない様子で病院現場の様子と近い将来の予測を語ってくれました。

コロナとは感染してから発症までに5日から2週間かかるので厄介な病気です。 報道される数字と現状と2週間もギャップがあります。 報道される死者数がピークの時はもう既に感染の時期から1カ月近く経っているという事なのです。 第2次の死者数値ピークを迎えたのは先週でしたが、原因は1カ月前の年末年始の移動での感染拡大です。数値に出ると大騒ぎをしてますが後の祭りなのです。

入院率は今週は下がりつつありますが、前回(7月)のピーク時に比べ病棟は内村先生のプライベート病院、平田先生の公立大学病院、何処も満員だそうです。前回は皆自宅自粛中だったのでプライベートの病院はガラガラだったといっても良いほどだったのですが。 最近まで坂野先生が務めるサンパウロ大学病院小児病棟も比較的空いていたのですが今週は満員状態だそうです。コロナだけではなく他の手強いウイルスに感染した子供たちが入院しています。

これに鞭かけるようにカルナバル休みでの密集。サンパウロ州は休日を撤回しましたが、前から旅行は計画してあった事だからと皆実行してしまいました。海岸部は何処も人が密集していた様です。海に入る時までマスク付けている人はいませんから1番危険な場所です。 マナウスから来たばかりの変異コロナウイルスがカルナバルで拡散されてしまいこれから第3次のコロナの波が押し寄せて来ます。

2週間目に発症、4週間目に重症患者で病棟ひっ迫、6週間目に死者数ピークと同じパターンで行くと3月末が病院に行こうとしても空きがない状態です。3月の最後の週は慣れた行動範囲を変えることはしないでください。他の病気になったり怪我をしてはいけないからです。 そして今まで通りの注意が必要です。絶対緩んでしまってはいけません。

1-徹底な手洗い実行 2-TNTマスク、N95マスク使用 3-食事は人と離れて食べる 4ー行動範囲を広げない 会食4人まで、公共バス、飛行機に乗らない(必要に応じて)。自家用車ok 5-職場では1番感染しやすい場所、食堂、コーヒーブレイクの場所を避ける。 6-換気を良くする。クーラー付けても窓は全開する。出来ない場合はUVC光線ランプを天井につける。

物、服などからは直接うつらない事がわかりました(コロナ医療従事者の所有物以外)。何に触れてもその手を口、目に持っていかない事がポイントです。

街を見るとワクチンが出たと言ってまだ受けてもいない人も何となく安心して緩んでいる雰囲気です。

ワクチンがサンパウロ市民に7割程度行き渡ったらある程度安心しても良いですが、個人的にはまだ今年いっぱいはマスク使用しようと思っています。

これが言われていたアフターコロナ時世。以前の様には行きません、せいぜい慣れるようにしましょう!



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